TAO(タオ・トリココムデギャルソン)のアーカイブ|レンタル・購入
tao(タオ、旧tao COMME des GARÇONS)は、栗原たおによるCOMME des GARÇONSのウィメンズライン。2005年にパリで始まり、2011年に一度終了。栗原が手がけていたtricot COMME des GARÇONSが2022年春夏にtaoへ改称され、系譜が再接続した。初期から核にあるのは、ニットとランジェリー、日常着と手仕事の融合である。ケーブル編みのコルセット、ハンカチやレースを連ねたトレンチ、チュール、フリル、刺繍、リボン。これらは完成した服を飾るために置かれるのではない。編む、寄せる、重ねる、透かす反復そのものが身頃や量感をつくり、柔らかな素材を身体を包む構造へ変える。白や花、少女的な意匠を用いても、甘さを無害なものにはしない。家庭内の女性の手仕事とされてきた技法を拡大し、建築的な密度と強さを与えるからだ。COMME des GARÇONSの反骨を、栗原は美を受け入れたまま、その内部を複雑にして示す。taoにおけるフェミニニティは固定された女性像ではない。繊細さが防具となり、装飾が骨格となることで、ロマンティックな服にも自立した強さが生まれる。