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LAD MUSICIAN(ラッドミュージシャン)のアーカイブ|レンタル・購入

LAD MUSICIAN(ラッド ミュージシャン)は、黒田雄一が1995年に東京で設立したブランド。「音楽と洋服の融合」を掲げ、音から受け取る目に見えない感覚を、シルエット、素材、色、グラフィックへ翻訳してきた。核にあるのは、上質なウールギャバジンを用いた黒のテーラリング。鋭い細身のスーツから身体を包むオーバーサイズ、長い袖やフレアパンツへと比率が移っても、肩線やドレープは緻密に制御され、ルーズさへ逃げない。ロック、シューゲイザー、ノイズ、即興音楽、文学や美術は、単なる引用元ではない。反復、轟音、沈黙、歪みといった構造が、布の重なりや服と身体の距離へ置き換えられる。黒地に浮かぶ鮮烈な花柄も、甘い装飾ではなく、美しさと不穏さを同時に残す像だ。スキニーとオーバーサイズ、端正さと反抗、少年性と成熟の間を移動しながら、固定した「型」を持たないこと自体を30年以上の継続性にしてきた。LAD MUSICIANが作るのはミュージシャンの衣装ではない。音が消えたあと身体に残る感覚を、服の輪郭として定着させる。