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KENZO(ケンゾー)のアーカイブ|レンタル・購入

KENZO(ケンゾー)は、高田賢三が1970年、パリのギャルリー・ヴィヴィエンに開いたブティック「Jungle Jap」から始まったブランド。文化服装学院卒業後、1964年に船で日本を発った高田は、寄港地で触れた民族衣装と、着物の直線的で身体を締めつけない構造を、パリのプレタポルテへ持ち込んだ。鮮烈な花や動物、格子、縞を重ね、安価なコットンで大きな量感をつくった服は、身体を規定する当時のシャープな仕立てに対し、色、動き、若さを解放した。柄は表面を飾る装飾ではない。異なる土地の記憶を一着の中で隣り合わせにし、文化を隔てる境界をほどくための構造である。1999年の高田退任後も歴代デザイナーがその語彙を更新し、2021年にはNIGOがアーティスティックディレクターへ就任。デニム、ワークウェア、アイビー、ストリートカルチャーをアーカイブのプリントへ接続している。KENZOが受け継ぐのは、東洋と西洋を調和させる答えではない。異なるものが混ざるときに生まれる、服の自由そのものである。