sacai 2027SSとは|メンズウェアの原点・機能とハイブリッドを徹底解説|買取・レンタル
sacai 2027SSメンズコレクションを徹底解説。阿部千登勢がメンズ単独ショーで問い直した「sacaiのメンズウェアとは何か」。ボンバー、トレンチ、ネイビーブレザー、消防服のクラスプ、巨大ポケット、解体されたネクタイ、Brooks Brothers、Soul II Soul、Birkenstockとの協業から、機能とハイブリッドの原点をEnclopedia独自の視点で読み解き、sacai買取・レンタルへ案内します。
sacaiのメンズウェアにおける“原点”とは何か。
sacaiの原点は、異素材を一着へ組み合わせることだと説明されがちです。 ニットとシャツ。 MA-1とコート。 テーラリングとミリタリー。 プリーツとワークウェア。 しかし、ハイブリッドは完成した見た目であって、原点そのものではありません。 sacaiのより根本的な出発点は、日常的な服を疑うことです。 なぜシャツは、この形でなければならないのか。 なぜジャケットの前後は、同じジャンルに属していなければならないのか。 なぜポケットは収納のためだけに存在するのか。 なぜネクタイは首から真下へ垂れなければならないのか。 なぜフォーマルと機能服は分けられるのか。 阿部千登勢は、服の記号を否定するのではなく、その服が当たり前になった理由を調べ、別の答えを加えます。 だからsacaiの服には、元の服が残る。 ボンバーはボンバーだと分かる。 トレンチはトレンチだと分かる。 Brooks Brothersのブレザーは、正統なアメリカントラッドだと分かる。 Birkenstockも、どのモデルが起点か分かる。 その真正性を残したまま、別の構造を差し込む。 壊して正体を消すのではなく、正体を残したまま可能性を増やす。 これがsacaiのメンズウェアにおける原点です。 2027SSは、その方法を男性服の基本形だけに集中させることで、ハイブリッドを装飾ではなく“服を更新する思考”として見せました。