Raf Simons 1999-2000AW Disorder Incubation Isolationを徹底解説|Riot以前の孤独と反抗
Raf Simons 1999-2000AW「Disorder / Incubation / Isolation」をEnclopedia独自の視点で徹底解説。Joy Division、黒い旗、ケープ、儀礼服、孤立した若者像、黒からグレーへの変化から、なぜこのシーズンが2001AW Riot! Riot! Riot!につながる重要作なのかを読み解きます。Raf Simons買取・ラフシモンズ買取にも対応。
なぜ1999-2000AWは、“Riot! Riot! Riot!”につながる重要作なのか。
1999-2000AWから2001AW “Riot! Riot! Riot!”へ、一本のデザインがそのまま続いたわけではありません。 間には2000SS “Summa Cum Laude”があり、その後Raf Simonsは約1年間、自身のブランドから距離を置きます。 そして2001AWに復帰したとき、細く長い初期Rafのシルエットを大きく反転させ、巨大なボンバー、パンツ、フード、スカーフによるオーバーサイズへ移行しました。 したがって1999AWを“Riotの試作品”と呼ぶのは正確ではありません。 しかし、服の形ではなく感情を見ると、両者は強くつながっています。 1999AW。 若者は黒い旗を持って整列する。 顔は見える。 服は細い。 表面にはほとんど情報がない。 しかし言葉は、Disorder、Incubation、Isolation。 2001AW。 若者は顔を隠す。 身体を巨大化させる。 Joy DivisionやSonic Youthのフライヤー、写真、文字を身体へ貼り付ける。 内側にあった感情が、外側へ現れている。 Enclopediaでは、この変化を “ISOLATION → RIOT” として読みます。 孤立した若者が突然政治的になったのではありません。 孤立を共有する者同士が集団になったとき、Riotという外向きのエネルギーへ変わった。 1999AWは、その感情がまだ服の内部で培養されていた時期なのです。