ミウッチャ・プラダとは|ナイロンと醜さの美学でPRADAを変えたデザイナー完全ガイド
ミウッチャ・プラダとはどんなデザイナーか。PRADAを老舗革製品ブランドから知的ラグジュアリーへ導いた生い立ち、ナイロンバッグ、醜さの美学、代表作、Raf Simonsとの共同体制まで解説。プラダの魅力を初めて知るためのEnclopediaアーカイブガイドです。
なぜナイロンが、PRADAではラグジュアリーに見えるのか。
PRADA以前、ラグジュアリーといえば、上質な革、華やかな装飾、分かりやすい高級感が中心にありました。 しかしミウッチャ・プラダは、その価値観を真正面からずらします。 軍用や工業素材のような実用的なナイロンを、あえて高級メゾンの中心へ持ち込む。 当時の価値観なら安っぽく見えてもおかしくない素材が、PRADAになると急に知的で、冷たく、都会的に見えてくる。 置く場所や文脈が変わるだけで、価値の見え方まで変わる。 その不思議さこそ、ミウッチャ・プラダのデザインの核心です。