コムデギャルソン名作黒の衝撃とは|1982AW Holes / Destroyと買取ガイド
COMME des GARÇONS 名作 1982AW『Holes』/『Destroy』を解説。黒、穴、ほつれ、破れ、だぼだぼのシルエットによって西洋的な女性美や身体の曲線を拒否した、いわゆる黒の衝撃。コムデギャルソン名作、アーカイブ価値、買取相談までEnclopediaが詳しく案内します。
なぜ1982AWは「黒の衝撃」と呼ばれたのか。
1980年代初頭の西洋ファッションでは、色彩、装飾、女性のボディライン、華やかなセクシュアリティを強調する服が主流でした。 そこに川久保玲は、黒く、穴があき、ほつれ、破れ、身体に沿わない服を提示します。 当時の視点から見れば、それは美しく整った服ではなく、未完成で、壊れていて、貧しく見えるものだったかもしれません。 だから欧米メディアでは批判的に“ボロルック”のように受け取られました。 しかし後から見ると、このコレクションは完全に、脱構築ファッション、アンチ・ファッション、黒のモード、ジェンダーレスな身体観の起点の一つです。 重要なのは、黒そのものではありません。 身体を美しく見せるための服ではなく、身体を隠し、歪ませ、服そのものの存在を前に出す服を作ったこと。 そこに、COMME des GARÇONSの歴史的な強度があります。 Enclopediaでは、このような文脈を入口に、コムデギャルソンのアーカイブ価値を読み取り、買取やレンタルを通じて次のユーザーへつなげます。